陽気なぼっちが地球を回す

ぼっちを極めし主婦の熱い想いを書き殴るブログ

天官賜福繁字体版、読了!

あーーーーーーー読み終わっちゃったよーーーー!!!!!

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アプリを駆使して初の魔翻訳でしたが、いけました。駆け抜けられました。まじクソおもろかった。

寝ても覚めても天官賜福のこと考えてた。

 

↓以下番外編も込みでネタバレ!無駄に長い。

 

 

 

 

◆とにかく三郎の愛の深さに泣く

 

いやーーーーもうね、もう、何度泣いたか。

とにかく三郎!三郎の愛の深さがね、海よりも深く山よりも高いんですよ。

もういじらしくてピュアでたまらない。信じ続けると忘れないと誓う各所の場面でたくさん泣かされた。

もともと800年思い続けていたというのは帯でも明かされてるし、序盤から匂わせてくるかんじなので、それを想定しながら萌えつつ読んでいたわけですが、

あれですよ、

白衣禍世

の章ですよ、5巻。

まじで死ぬほど読むの辛くて、1ページ読んではため息をついていたのですが、まさか、謝憐がまじで尊厳も何もかもなくなり、白無相にストーキングされて、滅多刺しにされて…色んな意味でほんとに一番辛かったであろうそのときも、

三郎お前、そばにおったんかい…

全て知っていても、思いは変わらずだったんだ…。

もうこれはほんとに想定外で、三郎の想いの深さが、地球突き抜けて銀河系からも飛び出すくらいのものだってことを知ったとき、もう私も死ぬかと思った。

 

三郎…お前…お前…

 

「どんな」君ではなく、どんな「君」だ。を体現した男、花城…!!!

 

三郎幸せになってくれよ…ほんとにこれからずっと殿下のそばにいられますように…

白衣禍世の章は、ほんとに死ぬほど読むの辛かったけど、終わりがほんとによくて、すかっと青空が広がって爽快な気分になったのが、ほんとに神…神の作品…と震えた。挫けなくてよかった。

たったひとりで良いって立ち直る殿下のかっこいいことよ…。「私はかえってきた!」で号泣した。

三郎…おめーの見る目は正しいぜ…

アニメでも小説でも気になってた三郎が殿下の笠を大切にしてるのって、これを知ってるからなのかな…なんて思った。

あれだけのことがあったのに、殿下が闇落ちせずに800年後あの人柄でいることに、とても説得感がある白衣禍世の最後はほんと見事。風信と慕情の廟?に殿下がお供えをするシーンクソ好き。それで殿下はもう、いったん区切りがついたというか、それぞれの道を歩いていくことは決して不幸なことではないというか、なんか前向きさも感じるくらいなんだ。

しかも、殿下の後悔してることが二度目の飛昇ってやばくない…!?ある意味殿下の800年は、あのときの無名に対して贖罪の意味もあるような気がしてさ。いやなんかもうすごくない???神の作品すぎる。なんかもうすごいんだよ。

 

とにかく白衣過世を経ると、今までの三郎のセリフや行動の深さが、さらに底なしの深さに変わるし、ここから最終巻までほんとにたまらん気持ちになるんだよな。(語彙力の限界)

 

3巻からはっきりしてくる両片思いモダモダが最高

とにかくそんな三郎のビックラブに打ちのめされつつ、いやーー3巻の殿下恋の自覚のあたりは最高においしかった。

私は一番3巻が好き!

胎霊の件で湖?の中に落ちた時の三郎からの初キッスに動揺する殿下ほんとかわよ。かわよ!!!!!!!三郎じゃなかったら刺してたって笑

もうこういうところが殿下でほんとに可愛い。

黒水の領域での殿下からの人工呼吸も最高にたまらん。その後動揺で逃げるように走ってたのに矢が飛んできたらそれをすぱっと止める殿下…ほんとに…武神…たまらん…恋する殿下めっちゃ乙女なのに武神なの笑う。

イベントがいちいち少女漫画なのなんなん…。

とにかく三巻めっちゃキッスしてるよね??

風師を助けるための魂大移動と、殿下をそこから戻すために三郎がキッスして法力渡して、そのまま殿下に頭抑えられてひっくり返されてからのひっくり返しーーチーロンがちょっと気の毒でしたけど、最高でした。

あと、神輿の、プロポーズな……

どうして???、急にどうした三郎???ってなったけど、夫人を乗せるためだけに作った神輿に、気が緩んでうとうとしてる愛しい人が乗ってたら、もうなんか色々辛抱たまらんかったのかな。

いつもだったら、「もー三郎!」ってなるところ、絶句してしまう殿下…ああああああ、たまらん!!殿下…それが恋ですよ…。

そして、さらに田植えイベントの金枝玉葉の貴人のエピソードしぬほど好きなんだ。

謝憐がめちゃくちゃショック受けてるの、ほんとにね、

ありがとうございます!!うまい!うまい!

ってなったよ。最高。

これはふたりが思いを通わせるところでもかなりいい味になっていて、

魔翻訳:殿下「『金枝玉葉の貴人』、具体的には誰ですか?」

のシーンはほんとにふたりらしい告白?のシーンで最高だったよね。

魔翻訳:殿下「あなたは、私がこれにどのように感じているか知りたくありませんか?」

魔翻訳:三郎「(略)教えないでいただけますか?」

うわーーーーーーん!!!!この時三郎フラれると思ってるんだよ!一ミリももしかしてなんて思ってないんだ。

だって慕情が「気持ち悪い」って言った時の三郎の震える手…。多分本人が一番高貴な殿下に自分は不相応って思ってるんだよ…。

 

↓以下、魔翻訳の続き。

「申し訳ありません。このこと、はっきりさせないといけません。」
花城は呼吸する必要はありませんが、この言葉を聞いて深呼吸しました。
彼の顔は極めて青白くなっていましたが、微笑みながら言いました。「そうですね。それでいいです。」
まるで死刑宣告を待つ死刑囚のように、彼は目を閉じました。ところが、まもなくして、その目が急に開きました。
背後からなんと手が回り、一気に彼を抱きしめました。
謝憐は彼の背後に顔を埋め、何も言わなかった。でも、それで十分でした。

えんだーーーーーーーーーーー!!!!!号泣

マジで泣いた。三郎…。萬神窟についてからの三郎、ほんとに様子おかしくて、それが殿下に神像のことをバレないようにって必死だったと思うとたまらん。

800年の恋が今たたれようとしていても「それでいいです」と微笑んでみせる三郎の愛の底なしさ。泣ける。

はっきりさせる男前な殿下。殿下いちいちカッコええんだよ。

このふたりはずっと二人の世界だけでもだもだしてるのほんと可愛かった。

殿下:金枝玉葉の貴人誰?もやもや→殿下おめーのことじゃ!

三郎:君吾と國師以上に信頼してる第三の人誰だもやもや→三郎おめーのことじゃ!

殿下も三郎も名探偵なのに急に思考が鈍るのたまらん。

 

 

◆両思いになってからも最高

ガンダム神像の上での法力キッスのシーン死ぬほど好き。慕情、風信、ペイ、権一眞、皆それぞれの反応が最高。

あと、國師を捕まえて一旦天界に行くってなって殿下と一時別れるときの三郎の、魔翻訳:「ああほんとにつらいな」のキッス催促!!最高か!!!、!!!、!!!

師青玄の「新婚か!」のツッコミマジ笑った。その通りです!

法力=キッスってすっかり刷り込まれた殿下可愛いし、いじけて見せる三郎たまらんくて鼻血出そう。ずっとやっててね。

君吾に聞かれながらのラブラブ通霊に、天界にうまく忍び込んだ三郎に思わず飛びつく殿下…。

魔翻訳:「兄さん本当に俺のこと気にしてくれてるみたいだね」って三郎言うてるけど、違うんだ…両思いになる前、殿下かなり三郎に触れたりするの気にしてたんだ…距離が近くなりすぎないようにって…。はーーーたまらん。君吾いる中同衾しちゃったり、錦衣仙探すのにキッスしちゃったり、随所随所でいちゃついちゃうふたりが可愛すぎるし一生そうしてて欲しい。

そんでもって君吾との戦いが終わったあとのシーンはもう、涙なしでは語れない。

ここで殿下は花城はあのときの鬼火で、無名だったことを知るわけですが、もうほんとうに、見せ方が上手いよな…カタルシスが半端ない。構成が神。

三郎ほんとに…三郎…

人を神たしらめるものはいったい何か???深々と考えてしまうね。

131章最高だったな。みんなのわちゃわちゃと、殿下と三郎が一線超えたのをみんなの前でバラされるのと、師青玄がまたもや何もわかってないの本当に笑う。ってか、殿下と三郎致すのはやかったな…という印象。いやでももう再会した夜に致してしまってもなんらおかしくないよな!!!!とも思う。キッスで止まれるわけねえだろ!!

番外編もずっとラブラブだし、三郎は殿下しか目に入ってないし、殿下は殿下でずっと殿下だし、誕生日プレゼントの腰帯ふつうに使おうとする三郎ほんと三郎だよね。最高。そうか…三郎あんなドSの塊みたいな見た目なのに、夜もずっと優しいんだね…ありがとうありがとう……。ってか殿下めっちゃ三郎のこと好きだよね、知ってたけど、ほんとに殿下も三郎のことぞっこんラブで、もうどこに拝みに行けばいいですか…ってなった。

ってか萬神窟で全部の神像に三郎つくるのほんと笑った。もうあまりにも殿下と三郎らしくて…。最高。

 

◆様々なキャラが魅力的

殿下と三郎も最高ですが、他の登場人物もそれぞれキャラが立っていてほんと愛おしい。

 

まず、ペイミン!

ちょっとさあ、ペイミン…あなたそういう立ち位置なのね!?

こんな面白くてみんなに雑に扱われるキャラだとは思ってなかったよ当初。まず、結局使われなかった棺桶つくりだしたところから、あれ、ペイミン…??ってなったんだけど、その後もずっとペイミンだった。

みんな大好きな殿下が子花の額にチューした時の、「そこじゃ意味ない!」のツッコミシーン最高。

ペイ「血雨の探花」三郎「句読点いらん」のところも笑った。とにかくペイミンが出てくると、あ、これからギャグのターンね!ってホッとするくらいに、ギャグの人だった。違ったらごめん。

 

あと國師。

國師!まさかまた出てくるとは思わなかったよ!しかもこんなツッコミキャラだとは思わんかった。

キッス見られてた笑 三郎との関係を心配したり、君吾との戦いのシーンも「もう少し言葉を慎みなさい!」のツッコミ。そして一番好きなのは、番外編の、

国師は彼が頭を振り続け、心から拒否するのを見て、「お前はあまりにも情けないな。お前は天上を三度昇った唯一の神官だ!花冠武神!仙楽の太子!17歳で世界中の人の前で自分が民を救うと言い切る!18歳…」

このセリフ最高でした。國師…國師…國師!!!!!!!!!!!!!國師wwwww國師いいやつ…。

ガンダム神像の時もみんなに協力しろと言ったり殿下を庇ったり、殿下の師匠だけある…って納得する言動と行動力。

語彙了がないあまり國師ええやつ!としか言えませんが、この性格このキャラ、好きだな…ってなりました。

 

そしてチーロン。

チーロン!!おめーは谷子からの無償の愛を受けて…ようやく、少し変われるのかな…なんて思ったよ。

菩齎道観で暮らしたの、なんか、色々楽しかったよね…。

宿屋でとばっちり受けるチーロンマジで笑ったよ。あと飯作るの殿下より才能あるんかいw

しかしやっぱ鬼って骨灰壊さないとしなないからしぶといんだね。君吾も封じられてるって知ってびっくりしちゃった。簡単に死ねないってのも大変だな。

 

もっと色々知りたかった雨師!

ペイとの通じなさ最高。ペイを殺そうとする牛が可愛い。

なんで錦衣仙作ったのか魔翻訳じゃよくわからなかった霊文!でもセクハラ上司に打ち勝ち仕事ができる霊文かっこよくて好きだった。

過酷な目にあっても、失われない明るさの師青玄!

三郎分身が師青玄に法力かすシーン、殿下とのあまりの差に笑ってしまった。

最後お祝いにくる黒水…お祝いにくる黒水!?

三郎との関係もっと深く知りたかったよね…。三郎目線の天官賜福ください。

地師=黒水だったわけだけど、あの辺の下も魔翻訳で詳細があやふやだから、早く日本語訳で読みたい。

借金って殿下を例の騒動に巻き込んだことだよね…??

あと引玉。引玉殿大好きだよ…。

ある意味部下として遣われる方が向いてるのでは。

君吾と対峙するシーンはカッコよかったよね。死んじゃった…って超ショックだったけど、権一眞に魂をきちんと育ててもらって、また三郎の元で働いてるんだよね???よかったよ!!!!!!!!!権一眞から逃げる引玉殿面白くて好きだった。

 

ってか君吾ーーー!!!!

あなただけはラスボスじゃないでいてくれと祈りながら読んでたんだよオラは〜〜!

銅炉山から撤退するところで、君吾が現れた時、武神たちみんなが「親が現れたかのように」ほっとしたシーンめっちゃ好きだったからさ〜〜〜!!!

 

それに白衣禍世の章の最後の君吾最高すぎん???

めっちゃかっこよかったし、すごい助かったー!!くぁぁぁ!!!ってなったからさ、君吾、あなただけは裏切らないでどうかと祈ったというのに。

 

あと、烏庸国の神殿の絵画のところでさ、君吾が橋を天界に渡したところが描いてあって、殿下が「……!!」ってなってるシーン、めっちゃ好きでさ…。殿下、そんな方法もあったのか…って感銘を受けてるかんじ、めっちゃ殿下じゃない???

殿下、助けたかったよね、みんなを…号泣

いや国師の話聞いてたときだっけ?橋のところ。

 

なので、国師の言う通り、ふたりは「似てた」んだろうし、でも三郎の言う通り「似てない」んだよなあ。

ふたりはいわゆる「定数」に苦しめられた神様で、人間なんていい時は持ち上げ悪い時は離れていく、そんな俗物なのが当たり前なひとたちを救うとは???神様の葛藤の話ともいえるよね。はーーーーーーー設定すごすぎんか????

 

はーーなんだかんだみんな大好きだよ!!!!!

 

◆仙楽トリオが愛おしすぎる

天官賜福を語る上で欠かせないのが、慕情と風信!

いやもう最高なんだよ〜〜〜!!

まず風信はずっと風信なんだよ。まじで風信。竹を割ったような性格。

そして慕情はほんとに慕情で、たぶん頭の回転がはやくて繊細でよく気がつくがゆえの、勘違いされやすさがあって、どうも損するタイプの性格なんだよなあ。800年経ってもケンカの種が消えないの、もはや親友だろ。

扶揺と南風が分身なのは薄々感じつつ、(冒頭めちゃくちゃ出てきたのに、中盤まるっきり出番なかったしね!アニメで声優同じだったし)萬神窟での、ふたりの変わらぬ殿下への思いに胸を打たれてしまった。

この三人ずーっと同じ感じなんだよな。ほんと愛おしい。

白衣過世のところはほんとに辛いけど、でもあんな状況でもふたりはずっと殿下の力になることに不服はなかったんだよな。

慕情は風信が殿下のそばにいるし、自分は違う方法でこの状況をどうにかしようと思ってたわけで、(修行地の取り合いほんとに辛かったけど、もうああするしかなかったのもわかるんだよな。死ぬほど読んでて辛かった)、しかしあの「ここから離れたい」発言は勘違いされちゃうよ。

でもそれが慕情なのだ。

風信は風信で殿下の盗みにかなりショックを受けるわけだけど、それに対して慕情は「それがなんだよ」ってスタンスだし、風信はとっとと殿下のそばを離れた慕情マジありえんって感覚だし、もうふたりはあまりにも正反対だから、足して二で割ればちょうどいいのに、まぁそんなうまくはいかない。

慕情の「友達になりたい」はもうあまりにも尊すぎた。まさか慕情がこんなにはっきり言うシーンがあるとは思ってなかったので、慕情!慕情!!慕情ー!!!!!って抱きしめたくなった。若邪をなおした慕情が殿下のもとに届けるシーンほんとよかった。一緒にいかないか、上天庭でも待てるよ、と。

慕情!!!!!!!!!!!!、慕情に狂わされそうになったよ!!!

ってか友達になりたいって、殿下は友達だと思ってたんだよ、白衣禍世の章で「友達も離れていった」って言ってんだよ慕情!!!それなのに800年後顔も忘れかけられている慕情!慕情!おめーってやつはよぉ。

131章で箒投げられてももう怒らない慕情。彼は、一皮剥けたのである…!

番外編もかなりよかった。殿下の騒動に否応なく巻き込まれるふたり。

どことなく鈍感で、なんでなんだ??な風信と白目を耐える慕情。三郎の誕生日プレゼントを相談するシーン死ぬほど笑った。好き。あと、四文字熟語しりとり!番外編で殿下が三郎のこと考えないようにと三人でしりとりし出すシーンほんと笑った。愛おしすぎる!!!!!なんやかんや庭でむふんなことやられたり、殴られたりする不憫な慕情最高に愛おしいな。

もう最後まで読んだあと、アニメ一期の一話見ると泣きそうになるんだよ。

800年経ってまた再会した殿下の力になりたくて分身を送ったとき、慕情と風信はふたりでどんなやりとりしてたのかな。それともお互いとも知らぬまま分身を送ったのかな。はーーーー泣ける。

いい時もかなり悪い時も大変な時も色んな時間を共有した三人だけど、根底というか結局関係性は何も変わってなくて三人だけの絆があるのが、とんでもなく愛おしくてたまらんくて、最高でした。仙楽トリオの冒険譚、100章くれ。

 

 

 

はーーー読み終わりたくなかったな。永遠に殿下と三郎の冒険物語が続いて欲しかった。番外編100冊くれよ。

次は簡字体版を読もうと思ってますので、読了したらまた感想書こうかな。

あと一月からはじまるアニメ二期の吹き替えが今から楽しみ。

アニメ三期も四期も是非是非何卒お願いしたい。

 

 

とにかくほんとに面白かった。最高でした天官賜福。