読みたかった1Q84。
図書館で見かけたので即借り!
厚めの本3冊ですが、夜な夜な読み続けなんとか読了!!
おもしろかった!
わたしはどうやら、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドや海辺のカフカのように2つの話が交差していく話が好きな模様。
あと話が分かりやすかった。
ノルウェイの森とか色彩を持たない多崎つくるの本は、なんだかふわふわしていて読解力のない私は意味がわかったような、分からないようなで終わってしまうんだけど、1Q84は分かりやすく、最後の方はハラハラしながら読んでいた。
青豆と天吾の話は、最初はまさかこの話が交差するとは思わず粛々と読んでいた。
読み進めるうちに、じわじわと2人の共通点が見えてきて、青豆が『天上のお方様〜』と唱えた時、あああぉあああああ!!!青豆が!!天吾が小学生の時に出会ったあの子なのか!!と大興奮。
そして青豆がついにリーダーに会う時。
もしかして失敗するんじゃないかとドキドキしながら読んでいたら、ここは1Q84だという話がなされる。
リーダーはそこのシーンにしか出てこないけど、ただ者ではない感じがひしひしと伝わってくる。
リトルピープルとは神さまなのか?
つばさをひどいめに合わせたとんでもないやつと思っていたが、それは見かけに騙されてるだけだった。
青豆の逃亡生活がはじまり、そして天吾との再会を画策する。
ふたりは会えるのか!?
牛河の追いかけが執拗で、勘も良く、とにかく怖い。
青豆と天吾をぜひ会わせたい!!!
お願い!!!!!
しかし、教団の手もあるし牛河もいるし、なんたってリーダーは天吾と青豆は生きてひとつになることはできない、と言っていた。
その言葉が呪いのように感じて、ああああああ大丈夫なの?会えるの?どうなるの、とハラハラドキドキした。
なので、2人が無事に会えてハシゴを登り、月がひとつの空を見上げた時、本当にほっとした。もうリトルピープルは追ってこない。
よかった。よかった!!よかった!!!!!!
話が変わったのは、やはり青豆が妊娠したからなのか?そこまで知っていたのか?ふかえりは。
それにしても、教団の力はリーダーがいなくなった後そこまで強い脅威を感じなかったのは拍子抜けした。
リーダーは青豆を教団が執拗に追いかけ罰を与えると言っていて、それはもうどこに隠れてもなぜかすぐ見つかって拷問にかけられてしまうのではないか、というほど恐ろしいお告げに感じたのだけど、実際教団は何もつかめておらず、牛河がただ優秀だっただけ。
リーダーの声というやつのでかさを、なんか感じた。教団にとって失われたその声は本当に重要だった。
牛河は1Q84の世界で、ドウタとして復活したのかな?
とにかく!!!
本当に青豆と天吾よかったね!!!
きっとささやかな幸せがつまった家庭を築くんだろうね。